星期三, 12月 05, 2012

ASKA - SCRAMBLE






















収録曲
(各曲の詳細に関する部分はCHAGE and ASKA OFFICIAL MAGAZINE「TUG OF C&A」2012年10月号のセルフライナーノーツを中心に編集)

UNI-VERSE
作詞・作曲:ASKA、編曲:澤近泰輔
2008年10月1日にリリースされたシングル。ASKA本人はシングルのミックスのまま収録する意向であったものの、スタッフからリミックスしたいという打診があり、本作に収録されたミックスとなる。
結果としてシングルバージョンよりもコーラスが前面に出てきていて各ボーカルのパートが明瞭に聞き取りやすくなっている。全体的に高音成分が増したようで透明感が強まった曲調になっている。併せて各パートの定位もシングルのアレンジに比較して左右へワイドに振り分けられているようで、ドラム(特にタム)やベースなどリズム体パートは音のエッジを抑えつつ奥に定位するミックスで、シンフォニックな面が強調されている。

いろんな人が歌ってきたように
作詞・作曲:ASKA、編曲:澤近泰輔
本作のSCRAMBLEの中で最もASKA自身を投影された楽曲だと思うとのこと。
今後、何を歌っていくかに考えを及ぼすと、最終的に行き着く答えは“愛”を大事に歌っていくことだと思う、とのこと。

朝をありがとう
作詞・作曲:ASKA、編曲:十川ともじ
打ち込みキックと、ピアノによるフレーズのループが心地いい楽曲。
嬉しい時も悲しい時も常にその人の状態に関係なく皆に平等に時間は過ぎ去っていくもの。時間がいろんなことを流しさってくれるように、毎日やってくる朝に感謝し、「朝をありがとう」という気持ちで作った曲。

L&R
作詞・作曲・編曲:ASKA
2009年2月25日リリース「あなたが泣くことはない」カップリング曲。
ライブでのアレンジを意識したとのことで、ギターのリフを前面に出し力強いリミックスで収録。合わせてスネア(シングル版ではスナッピーの音が効いたミュート気味の音で、アルバム版ではシェルのサスティーンを強調した抜けの良い音になっている)・バスなどのドラムパート、ベースなどのリズム体の定位や輪郭もはっきりし、低音域がザラっとしたソリッドな印象に仕上がっている。ASKA自身このミックスが非常にお気に入りでミックスダウン後は自宅でもよく聴いていたとのこと。
シングル発売時は編曲者の表記はされなかった。ASKAの単独編曲はシングル「good time」以来、2曲目である。

どんなことがあっても
作詞・作曲:ASKA、編曲:澤近泰輔
ピアノ、パーカッション、ドラム、ストリングスなどアコースティックサウンドが中心でありながら全てが重厚に被る部分は少なく各音にフォーカスして聞いても綺麗に聞き取れるアレンジ。
「どんなことがあっても、どんな本当のことでも、どんな誤解でも、この人の側にいたいと思ってもらえるような“歌”。そういうものを書いてみたい…と思っている曲です。」とのこと。

SCRAMBLE
作詞・作曲:ASKA、編曲:ASKA・旭純
アコースティックギターが全面に出た曲で、各楽器の音色選定やアレンジ、コーラスワークも昭和歌謡を意識された曲。とくにAメロでのボーカルも部分的かつ印象的に鼻に抜いて音尾を高音にはねるなど昭和歌謡のグループサウンズの雰囲気が配されている。
女性視点の歌詞にするか男性視点の歌詞にするか完成までにかなり紆余曲折があった曲。
アルバム収録曲の中で曲は最初に出来たが、タイトルと歌詞は最後に出来た曲である。

歌の中には不自由がない
作詞・作曲:ASKA、編曲:ASKA・旭純
2012年1月21日シングル曲としてネット配信リリースされた曲。
知り得ることは表面的なことであって、その裏には様々な事情が絡みながら進行していっている。その両面を分かりながらも、それを受け止めて前に進んでいくしかないということを表現された曲。
直喩、情景描写が随所にみられ曲の世界感が聴者に伝わりやすい。ミディアムテンポ・バラード調ではあるものの、サビを中心に3連符が散りばめられていてスピード感も同時に併せ持った曲。

あなたが泣くことはない
作詞:松井五郎・ASKA、作曲:ASKA、編曲:村田務・小笠原学
一番表現したかったのは2コーラスの冒頭部分「冷たい雨も-になる」の部分だとのこと。
ボーカルではASKA自身のユニゾン、コーラスワーク、シングルトラックと多彩な声を聞くことができる。

水ゆるく流れ
作詞・作曲:ASKA、編曲:澤近泰輔
友人たちへの「おまえに感謝」という思い。そのひとつ向こうには友人たちの親に対しての感謝がある。友人を産んでくれ、会わせてくれたこと、導いてくれた事への感謝。そういう、ひとつ向こうにいる人への感謝を綴った曲。

僕の来た道
作詞・作曲:ASKA、編曲:澤近泰輔
2010年2月の「ASKA10DAYS SPECIAL グッバイ&サンキュー東京厚生年金会館 -ここにあなたの足跡を-」でのアンコールで初披露となった曲。その際にはまだ歌詞はなくスキャットでのお披露目。
3連アルペジオ調の曲。同様のリズム進行の曲ではオリジナル曲ではCHAGE and ASKAの「MOON LIGHT BLUES」やアルバム「GUYS」の「野いちごがゆれるように」、ASKAオリジナルアルバムの「NEVER END」で沢田研二の曲をカバーした「君をのせて」があげられる。

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